……………

「…いっ、いっ、いたいっつ!!」

鏡心館に通い初めてから、約半月

朝晩の素振りや筋トレ地獄も苦にならないようになったころ

稽古中、左足の裏に、いきなり激痛を感じ、思わずうずくまった

「宮田!どうした?大丈夫か?」

私の稽古に立ち合ってくれていたおじさん剣士が、慌てて駆け寄る

「い…痛い…です…」

とりあえず何とか立ち上がり、おじさん剣士に一礼した後、戦線離脱

おじさんの肩を借り、左足をかばいながら、ひょこひょこと道場の隅っこへ…

竹刀を左脇に置き、急いで面を取り…

左足の裏を確認してみる

「ああっ!」

土踏まずのちょっと上辺り…

皮がぺろんと剥けて、さらに深い切り傷も負っている