あ、一刀斉のサムライ言葉が、うつってきちゃった

おばあちゃんはそんな私の制服をするすると脱がせ、道着を着せていく

手際よく道着を着て…袴をはいて…

ふんふん、こうやって着るのか、

「よし、でけたっ!」

鏡で見てみる。

これが、私?

似合うかな?

「…うわあ、かっこええで、まこちゃん…
あ、あんた…」

おばあちゃん…?

泣いてる…

「あんた、なんや、花嫁衣装みたいやなあ…きれいやわあ…」

私の道着姿を、こんな誉めてくれるなんて…

うれしいけど…

もしこれが、ほんとに花嫁衣装だったら…

おばあちゃん、号泣するんだろうな…