「第一、証拠がないだろうが
証拠が…ああん?」

話を続ける『事なかれ主義』先生の言葉も耳に入らず、私は席を立ち…覚束ない足取りで生徒指導室を後にした

教室に戻る。クラスの皆は楽しそうにおしゃべり中

私が教室に入ると、一瞬水を打ったように静まりかえるが…すぐにおしゃべりは再開される

茫然自失状態で、自分の席に座る

「ああら、怖い怖い!

木刀ギャルっていややわあ」

「ほんま、乱暴な女子高生ちゃん、許してええん!」

「やめとこやめとこ!あのこに逆レイプされてしまうで!」

ギャハハハハ…!

レイカたちが、勝手に囃し立て、下品な笑い声を爆発させる