よかった…
今日は2人っきりじゃない…



「じゃあ始めるか…」


「うん…」



思った以上に時間がかかってしまい、最後の1人のクラスメイトも帰ってしまった。





「…まさ?」



「…うん?」


何?この空気…



少女マンガに出てきそうなロマンチックな雰囲気…


夕日が差し込んで優しい風が私達を包んでる。





「……俺…「あっ!!」


あたしはドキドキしている心臓の鼓動を隠すように口をはさんだ。



「そろそろ部活行かなきゃ!!」



「………。」



「佐野先生にも今日行くって言っといたし…」



佐野先生ってゆう言葉を言った途端、原田クンの顔が変わった。