それなのに‥



「おまえ‥顔赤いぞ?」




「ふぇ?」



「あはは‥おまえ、俺にときめいてんじゃね‐の?」




「んなわけないでしょ!?」



あたしは先生をぽかぽかと叩いた。



「冗談だって!!ごめんごめん‥」




‥‥‥実はちょっとドキドキしてました。





でもそれはあたしが普段からあんまり男子に近付かないからだよね?








‥‥うん!きっとそうだ。



あたしは自分にそう言いきかせてサーブに戻った。