と、香月はこっそり私に伝えた。



香「…友達に裏切られていじめられてるって」




美「香月直接聞いたの?」




香「いや、それは間接的に。…修也たちも何かあるって気づいてはいるけど、慶が知られたく無さそうだから何も出来ないって」



香「でも俺は何も出来ないのが嫌で……慶に確認しんだ。そしたら余計居づらくなるって…。…いじめられてもそいつ友達だって…。友達の前に自分より上の人を見せてそれで強制的に友達に戻ったって嫌だ。…そう言ってた」



美「…慶は仮にも月龍じゃん。…それでいじめてくる奴らがいるの?」



香「慶は月龍に入ってることを隠してんだよ」



美「……そっか…」



コソコソ話しているうちに幹部室についた。



修「そういえば、美月、さっきなんか言いかけなかったか?」




美「え?…あー、忘れちゃったっ」



修「そうか」


慶本人が言わないって言ってるんだったら、私は言えない。





美「ところで修也、陸たちには連絡したの?」



修「した」