あんの野郎。





香「今日は文字ばっか見てて吐きそうだからHRサボろうぜ!!」




意味がわからんぞ。




勝「だねだね!」




修「だな!!」

















【倉庫にて】



下「「「「お疲れ様っす!!」」」」




修「おう!」




美「あれ?慶、同じ制服?…東高?!!」




慶「はいっ!1年です!」




気づかないとは…不覚…




慶「あ、でもテスト以外は学校に行ってないから…」




美「そうなの?」




慶「はい…」




これってもしかして、なんか訳あり?




修「…まあ学校行ってないやつは多いからな、面倒だし、ほとんどはテスト赤点回避出来からな」




修也は気づいてないの?




慶「そうなんです。学校とか面倒でですね!」




勝「だよねぇ〜」




どうして?…どうして誰も気づかないの?…




香「修也!!あのさっ…」



香「美月!」



言いかけた言葉を遮ったのは香月。…香月は首を横に降った。…まるで私が何を言うか分かったかのように。



慶「美月さん?」



そっか。みんな、気づいてるんだ…




美「なんでもないよ。…じゃあ私達上あがるね」




慶「はい…!」




階段をゆっくりあがっていく。




香「…慶は隠したがってんだよ」