ーチリリリリリリリリー




美「うるせぇーなぁ」




ードカッー


ーガシャンー



美「…あ?」




変な音がしたのでうっすら目を開けた。




美「…あー……」





私はまた目を閉じる。






ードンドンー




なに?…さっきもう…1発やっただろうが…





ードンドン!!ー





うるせぇなぁ





ーガチャー





香「姉ちゃ…」




ードカッ!!!ー




香「うわっ!!!」




美「ああ?…あぁ、香月か…」




香「姉ちゃん!!!!危ねぇよ!!いきなり蹴りを出すな!!!」




美「んーだってぇ…うるせ…じゃなくて、気配がしたから」




香「うるせぇからっていおうとしただろ?!今!!」




美「もう!寝させろ!!(黒)」




香「ひっ!じゃなくて!!!もう遅刻する!!」



はぁ、昨日あのまま眠ってしまったのか。



美「もういいよ…休もう」



香「良くねぇ!!!今日テストだから!!!」



美「は?!!」



私はテストの一言でガバッと起きた。…目の前には怒ってる香月とバラバラに壊れた目覚まし時計。



ああ、最初に蹴ったのは目覚ましだったのか…