「あの、高崎さん、田宮さん、私と組んでもらえないかな…?」


急に話しかけられて見てみると、そこには小さくてとても可愛らしい女の子がいた。


「あなた誰かしら?」


「さ、佐々木麻里奈です!実は友達とクラス離れちゃって、今クラスに知ってる人いなくて…。」


ど、同士ね…!!


「もちろんいいよー!私は田宮凛。よろしくね、佐々木さん!」


「高崎レイラよ。」


「あ、あの、ま、麻里奈で結構です!」


麻里奈…!


また下の名前で呼べる人が増えたわ!!


心の中で喜んでると、


「おい、班同じな。」


急にアキが後ろから来てそう吐き捨てた。


な、なんて無愛想な!


「し、仕方ないから同じ班になってあげるわ!こっちもちょうど男子三人足りなかったの。」


内心知らない男子じゃなくて良かったってホッとしてるけど。


「おー!レイラちゃんと凛ちゃんと一緒かー!あ、あともう一人可愛い子いるー!」


まああの失礼男もとい間宮夏希が一緒っていうのが心配だけれど。


「さ、佐々木麻里奈です!よろしくお願いします!!」