バレンタインの前日、いつものように電話をすることになった。

「はるさん、はるさん」


「なに?」


「はるバレンタイン誰からも貰えんやら笑」

「は?バカにすんなよ?」
「ロッカーにいっぱいだから」


「ありえんわ〜」


「はいはい、どうせゼロですよーだ」


「…一応作ってあるけどある?」

「え!作ってあんの?!ほしい!」