「あの、すみません」

「カケルです。皆さんに言わなければならないことがあってここにたってます」

1言ずつちゃんという。

「僕、この作品、今日の記念発表会をもってやめます」

みんなが唖然。お父さんにしか言ってないから当然だ。

「心から演じるのが本当に楽しかったです。でももうやめます」

…こんな時に涙は出ない。

「今まで応援ありがとうございました。最後になってごめんなさい」

周りからの反応がない間にはけて、楽屋にいって、帰る。

1通の手紙を残して…。



【『なつのはなびがまぶしすぎて。』のスタッフさん、キャストさん、そのほかのかんけいしゃさんへ
 いままでありがとうございました。こころからえんじることができてたのしかったです。
 みなさん、これからもがんばってください。さようなら       カケル】