理緒の笑顔が見える。


愛しい理緒…。


晴夏ちゃんも奏太くんも素直で子供らしくて愛らしい。


いつも彼女たちを確認するとホッとする。


まるで僕の子供のように…


「結婚は、しないよ。」


僕はそう決めてココロに誓った。


理緒にもそうメールした。


いつでもこうやって君のメールを待つよ。


ここからは一歩も進めないけど、この位置にいるのなら理緒が近付いて来てくれる。


そんな風に勝手に思いながら、君の幸せを願う。


神村とやり直すのか？


もっとも神村が家庭に目を向けてないか。


どうするんだろう理緒。


離婚するのか？


仲直りしてくださいって、


結婚なんてして欲しくないのって


どっちなんだ。


僕のココロは沙空とやり直す気なんて別れを告げられた時からなかったよ。


やり直すなら、どんなに追いかけてでも、沙空の姿を探したはず。


そこまで未練がなかった。


やり直すなら理緒としたい。

でもこの想いはココロにとどめておく。


いつか僕を必要としてくれるまで女々しいけど、


理緒を待っていようと思う。