理緒の隣りで寝れる。


薄手の掛け布団を掛けながら、僕は理緒の隣りに横になった。


理緒の寝息が聞こえる。


煩悩が邪魔をして、寝れないかもしれない…。


心臓の音が耳の近くで大きな音を立ててくる。


羊数えた方がいいかな…。どうしたらいいのかな…。


一時間ほど一人でもぞもぞしてると、理緒が起きてしまった。


「良く分かんないけど、寝ちゃお。」


とだけ言って、僕の唇にキスをした。


そして理緒の暖かい手が右手を握ってくれて、ほっとした瞬間、やっと煩悩が静まってくれた。


幸せかも…。


毎日おはようって


毎日おやすみって


言える環境…。


大好きな人と一緒にいたい。


今日は許されているんだ。


神様。


ありがとう。


今から幸せ充電します…。