「あの、お母さんが亡くなったのは多分その頃ですから、君達を捨てたという訳じゃないと…」
「え?」
「三田村!」
赤井が声を少し荒げた。
三田村もしまったという顔をした。
だが、三田村を止めるのは遅すぎた。
「あの?今のどういうことですか?母はついこの間殺されたんですよね?…あ!」
そう。
今回の似顔絵が17年前のままということに、遥香も気が付いた。
「えっと、その…」
何かを言おうとしながらうまく言えそうにない三田村を赤井は制した。
「ここだけの話にしてください」
「あ、はい」
遥香は表情を真面目にして少し身を正した。
「確かに、あなたのお母さんは、その失踪の頃に亡くなっているんです。いや、失踪じゃなく、その時、殺されたから家に帰れなかったんでしょう」
「え?どういうことなんですか?」
「今回の殺人現場では首のない死体と、その死体とは別の古い頭蓋骨が見つかったんですよ。その頭蓋骨があなたのお母さんだということです」
「え…、そういうこと、だった…んですか」
言われたコトの意味がすぐには分からず、少し理解しながらという様に遥香は言った。
赤井はCGによる複顔という技術によって頭蓋骨の元の顔を似顔絵にしたと説明した。
「え?」
「三田村!」
赤井が声を少し荒げた。
三田村もしまったという顔をした。
だが、三田村を止めるのは遅すぎた。
「あの?今のどういうことですか?母はついこの間殺されたんですよね?…あ!」
そう。
今回の似顔絵が17年前のままということに、遥香も気が付いた。
「えっと、その…」
何かを言おうとしながらうまく言えそうにない三田村を赤井は制した。
「ここだけの話にしてください」
「あ、はい」
遥香は表情を真面目にして少し身を正した。
「確かに、あなたのお母さんは、その失踪の頃に亡くなっているんです。いや、失踪じゃなく、その時、殺されたから家に帰れなかったんでしょう」
「え?どういうことなんですか?」
「今回の殺人現場では首のない死体と、その死体とは別の古い頭蓋骨が見つかったんですよ。その頭蓋骨があなたのお母さんだということです」
「え…、そういうこと、だった…んですか」
言われたコトの意味がすぐには分からず、少し理解しながらという様に遥香は言った。
赤井はCGによる複顔という技術によって頭蓋骨の元の顔を似顔絵にしたと説明した。