━━━━━
━━━……




「非通知から電話!?」


「そ。もう最悪」



日曜日。
明里と買い物に来ている中
例の出来事を話した。



「それは完ッッ全にストーカーだよ」


「そうかなぁ…」


「世の中気持ち悪い事するヤツもいるんだね」



もし本当にそうなら
確かに気持ち悪いな。



「あ、ねぇ!合コンの時にいた、あのイケメン先生に相談してみたら!?」


「イケメン先生…?」


「ほらッ、咲桜が倒れた時に助けてくれたお医者さん!!」



あ~速水先生の事か。


明里には質問責めされたから
主治医だって事は話してある。


さすがに先生の家に住んでるとは言ってないけど。



「速水さんだっけ?彼って無駄にカッコいいよね~」


「無駄って…」



『カッコいい』だけにして。



「医者ってだけでもカッコいいのに、何あのパーフェクトなルックス!咲桜羨ましすぎ!!」



待て待て
何が羨ましいって?
そもそもどうして先生の話題になった?



「あんな先生ステキ~」



ウットリするのはいいけど
ストーカーの話は?

あたし
だいぶ悩んでるんだけど…。


その後も結局
速水先生にお熱の明里は
彼の話題に花を咲かせた。