告白なんて、意味がわからなかったし泣くなんて全くそれが一番わからなかった。

だけど……奏と過ごしていく上で少しずつ僕の止まった時計の針が動き出しつつあった。


そんな時、これは僕が今まで人の感情を理解しなかった罰なのか?

父親に呼び出された。
そして、バンド活動を辞めるか奏と別れるかどちらかにしなさい。
と言われた。僕は必死に抵抗しようとしたが、僕の力じゃ父親には到底敵わない。


そもそも、何故そんな2択を迫られないといけないのか僕には全く理解の仕様がなかった。