私は、19歳になった。

高校卒業後、章司への想いから逃げるように東京の短大に進学した。


…ここから離れれば、章司への気持ちも薄れると思った。



章司は、地元の大学に進学した。


本当は、わかってた。

毎日、想い続けていた。


今でも、苦しくなる。

何も変わらない。

たとえ、
二度と会えなくても。