「ねえ、サシャ?」
甘ったるい声が私を呼ぶ。

大好きな彼。
私は彼を見上げる。
「にゃあ」
それしか言えないのが残念だけど、
彼と一緒にいれるのが一番の幸せ。

私はサシャ。
琥太郎君の黒猫。