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放課後
――――
「乃嘉、帰ろ」
「…うん」
控えめに聞いてくる優弥
これだけは
優弥が自分からしてくれる
唯一の日課
だけど……
今日は気が
……重いよ。
―――
私の数歩先を歩く優弥
何回あの手に手を延ばそうとしただろう
だけど自分からはやっぱりできなかった
なんとなく…
優弥からしてくれるのを
期待してたから
でも
一回もつないだこと なかったね…
やっぱり
今日もできそうにない
優弥
優弥…
これで最後だから……
「優弥は私のこと好き……?」
何度目が分からない台詞
まだ優弥の答え聞けてない…
ねぇ、
答えてよ……