色々雑念があり 集中が難しい中 パターンメーキングを無理矢理にする。

「あのさ、杏果そのライン無理だよ。やり直さないと縫製に影響するから…」

仕事は本当に 出来る人だと思う。ふと死神の気持ちが知りたくなった…。

「聖人さん、今までチームで組んだ事ってあるんですか?」

「何?どうゆう事?」

「聖人さんの事が知りたいなって普通に思ったんです。ダメですか?」

「ふ~ん、そんなに知りたい?昼休み外に食べに行こうか?俺 良い場所知ってるんだ。杏果には教えてやるよ!」

クスリと笑う顔は 死神には見えない。怖いけど、知りたい…コクンと頷き 昼までの作業に集中した。