妙に冷めている
・・はずなのに

ちゃっかり
恋をしてきた私。


妙に冷めている
・・はずなのに

誰か一人でも
友達がいないと

不安になってしまう
そんな私。


矛盾だらけ。


そんなことは
分かってる。


それでも・・
変えられない。


明日が来るのが
怖いから。


自分の生きる理由を
知りたいから。



「大原さん」


「あっ、えっと?」



松野さんの言葉で
我に返る。



「大原さんの
番だけど?」



あぁ。そうだ。

今は班になって
音読してたんだ。


またあの変な
熱血教師の思いつき。