ユウと話した事を聞いて欲しくてウズウズしながら、ヤヅキの帰りを待っていると、夜の11時頃にヤヅキのバイクの音がした。




ガチャっと玄関の扉を開ける音と同時に私はリビングの戸を開けた。




「うぉっ…」




「ヤヅキ!おかまる〜!」





もう超満面の笑みの私。




「……どうした」




先程まで走らせていたヤヅキのバイクに跨った私に、やっと聞いてくれた一言。