ーー…(違う。……続けなよ)




あの日のあの言葉が今でも残ってる。何事もないように振る舞いたいと思っていたけど、ヨウは違うみたいだった。





「既に、ヨウから何か言われて凹んでる…?」





「あ、いや凹むっていうか…」




この感覚の表現に困り、髪の毛を触るという癖がつい出てしまう。




「……ヨウは女には容赦ないから、多分いっぱい傷つく…それでもお願い…ヨウを傷つけないでっ…」