「「びっくり大成功ーー!!」」


律希とハモるとおばあちゃんは泣いて喜んでくれた。


「仁華!良かったわね!!」


「うん。おばあちゃん、ありがとう。」


おばあちゃんに抱きしめられた。


「あーー、・・・・・久しぶりに仁華の声を聞いたわ。懐かしい。」


「うん。」


そんな私たちを律希が嬉しそうに見ていた。


「律希、ありがとう。」


「うん。俺も、ありがとう。」


私はとびっきりの笑顔で笑った。


もう、ノートは必要ない。


自分の言葉で話せる。


返事ができる。


怖いものはない。


私は、前みたいに、いや、前よりも成長出来た。


きっと私だけじゃ無理だった。


律希がいたから変われた。


律希がいたから今までの自分から変われた。


私は、ここからまた、


頑張っていこう。


この声を、


大切にしよう。