「ここでいいか。周りに誰もいないし。」


私達はちょっと会場から外れた公園に来ていた。


ベンチが何個かあってそのひとつに座る。


そして、大量の食べ物・・・・・・・


律希はニコニコしながらお好み焼きを食べている。


「仁華も、はい!」


と言って、お好み焼きを持って私に箸を向けてくる。


これは・・・・・・・口を開けろってこと?


私は口を開けると律希がお好み焼きを食べさせる。


なんか、恥ずかしい・・・・・/////


律希は満足そうにお好み焼きを頬張る。


私は反撃してやろうと思って、律希の肩をちょんちょんとつついてこっちを向かせた。


そして、かき氷をスプーンにのせて律希に向ける。


「えっ!?俺も!?」


私は頷く。


するとちょっと顔を赤くして口を開けた。


そして持っていたスプーンを律希の口に。


今思ったけど、これ、やってる方も恥ずかしい・・・・・・・


急に恥ずかしくなって下を向く。


「あははは!なんでやってる方が恥ずかしくなってんのー?」


笑われた・・・


でも今はそれ以上に恥ずかしい。


ずっと下を向いてると律希が私の頭をぽんぽんと撫でた。


「ほら、顔上げてないと花火始まるよ?」


あっ!そうだ!花火!


スマホで写真を撮ろうといじっていると、


ドオーーーーーーーンッ!!