「私はね、律希にヤキモチ妬かれて凄く嬉しいよ。だって、そのぐらい私のこと好きってことでしょ?・・・・ふふっ。私愛されてるなー。・・・・・・・・それに律希はちっちゃくない。私を変えてくれた大切な人なんだから、そんなこと言わないで。それに、律希がもしちっちゃい男になっても私は好きだよ。ずっと、ずーっと律希といたい。」


私がそう言うと律希は私の腕をグッと引き寄せて抱きしめる。


「はぁー。やっぱり仁華にはかなわない。本当に・・・・・でも、ありがとう。」



「うん。・・・・・っていうか、おばあちゃんから聞かなかったの?私のこと。」


律希から離れて私は言った。


「おばさんからは仁華が帰ってくる日しか言われてないよ?」


えっ!?


嘘!?


おばあちゃん何も言わなかったのか。


だから、律希がこんなことになってるわけね。


「そっか。後ね、スマホ壊れてデータ全部無くなっちゃたの。だから、写真全部送ってくれる?」


「え?全部?」


「うん。だって大切な思い出じゃん。」