「んー、周りの人たちの視線が痛いなぁ。もうここには居れないな。
 私はもう行くけど、不死身さんはどうする?」

「付いていっていいの?」

「別にどっちでも?ここにいるなら間違いなく差別されるけど」

「ついていく。それと私は不死身さんじゃない。瑠璃って名前がある」

「じゃあ瑠璃。私に捕まって」

「わかった」

「それじゃあ、ばいば~い」

「凄い!飛んでる!」

「そりゃあ羽あるもん、てかさ、何で死のうとしたの?」

「だって、死ねないから、つらい思いばっかするし、友達いないし
 イジメられるし、死んだ方がましだと思って、死のうとしたのがもう十回ぐらい」