「え!?そうなの!?初耳だわ~」

「知らなかったんだ」

「あ~、でもなんか、そんな能力を持ってる人が出たから気をつけなさいって
 言われたような気がする」

「多分それ私だわ」

「そっか~。まああんまり使わない方がいいよね」

「うん。本当に使わないといけないときだけ使うつもり」

「その方が良いよ絶対……っと、もう着くよ」

「おっ、あまって、どうやって入るの?見張りいっぱいいるし」

「?正面突破だけど」

「………え?」