「あ、そうだ。あんたの名前教えてよ」

「あれ?言ってなかったっけ?私は哀川結衣だよ」

「結衣ね」

「今から城に行くんだけど、ついて来るの?」

「当たり前じゃん。助けてくれたお礼もしたいし、たんに付いていきたいって思ったから」

「そっか」

「城に行ってどうするの?」

「今の王とお話するの」
ちょっと確かめたいこともあるしね」

「わかった。じゃ、行こ」