病院に着くと、隼人は眠っていた。


ちょっと痩せたかな…






しばらく見なかった隼人は

前と同じようで、
少し変わった気がした。




ベッドサイドに座り、そっと手を握った。


やっぱり隼人の手は温かかった。
私の大好きなぬくもりだった。



『…あ……お…い……』


隼人が小さな声で言った。




「隼人??」



隼人は眠っていた。

少しだけ強く手を握ると
一筋の涙がこぼれた。