「お前大変だな〜」
「兄様のせいでしょ!」
クソヤロウ
完全に他人事だと思っている兄様はうちでのんびりとそういう。
仮にも実の妹に向かってそれ言うかな?


もっかい言ったら兄様吊るし上げよ、と静かに決意していると、兄様は急に真面目な顔をしてこう言った。


「ま、そろそろなんじゃねえの?目的がそろそろ果たせるんじゃね?」

そして私も頷いて言った。

「そうだね。これをずっと待っていたから」、そろそろ頃合いかな」