「着いたぞ」

ふーちゃんとテストの解決策を練っていたところ倉庫に着いてしまったらしい。


はぁ〜。


小さくため息をついて車から降りる。


「そんなに落ちこまないで…っ!勉強教えるよっ!」

良い解決策が浮かばなかったので結局無難に勉強に取り組むことになった。

「…ありがとう」

「じゃあ〜、早速、今から勉強しよ〜っ」

「…今…?」

「うんっ!多分みんな勉強してると思うよっ」

いや、それはないでしょ…

そんなことを思いながら倉庫に入るとふーちゃんの言った通り勉強に励むヤンキーが沢山。

すごい違和感…

そんなヤンキー達を片目に階段を登って幹部室へ。


「やっほーっ!」

ふーちゃんが勢いよくドアを開け、それに続いて私も入る。