__「やめて…美夜」

__私はあなたを救いたかった…それだけなのに


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「はぁ…はぁ…」

息苦しさに襲われ、眼が覚める。

寝始めてからまだ2時間しか経ってないのに…

今は、夜中の3時。

これから寝ても遅刻だし起きることにする。

ふーちゃんという友達ができた今は遅刻なんてもってのほかなんだから。

とりあえず、外に出てみる。

超能力で着替えてからね。

誰もいない薄暗い道を1人で歩く。

怖くはない__。

でも、寂しい。

そう思って笑みがこぼれた。

寂しい?そんな感情今までなかったのに…

やっぱり、すごいわ。

ふーちゃん…そして桜樹のみんな__

出会って1週間も立っていないのに心を許し始めてしまっている自分に怖くなる。

私の心のガードはこんなにも、脆かったの?

もしかしたら誰かにガードを壊してもらうのを待っていたのかもしれないわ…