「優菜!それは恋だね!」

「え…えぇーーー!?」

恋など口にも
した事のない私は、

その言葉にドキッ とした。


「三咲は…こ…い…したことある…の?」

「優菜ったら可愛いー」


そう、三咲は私の親友。


「こーたーえーてー!!」
「ゴメン♪ゴメン♪
そりゃー私だってあるさ」

「本当ー!?」


「うん。5ヶ月で別れちゃったんだけど…けど…」

「けど?」

「恋はイイもんだよー。
何するんでもドキドキして、
楽しくって」


「私頑張ってみようカナ…?」
「優菜ならできる。」


そして私は、

このあとの事を


知る予知もなかったんだ…。