太陽がキラキラしてる。
みんなグラウンドで

遊んでいるのに私は、




裏庭の大きな木に登ってひなたぼっこ。


暑いなぁー…。






うぁっ!!
下に誰かいる…。




―これが私達の
出会ったきっかけ―





「すみませーん…」

私が小さな声で言うと
彼はこっちを向いて


微笑みを浮かべたまま

「どうしたの?」

と言ってきた。



それは この世の中で
私が見てきた人よりも

顔が整った
キレイな男の子でした。


そして
「な…何年生ですか?」
「僕は2年です」

「私と同じ学年ぢゃないですか!!」
「まじで!
偶然だねー」


私はこれまでに
無いくらい


笑顔だったと思う。


キーン コーン
 カーン コーン♪

「それぢゃあ俺行くわ」

そして私は木の上で
胸を弾ませながら

手を振った。


彼が行ったあと

私の胸に 残った
振動は



恋と いうなの

目に見えない幻でした。