「大丈夫だよ」




薫の微笑みに、微笑み返して言った。






「あれ、どうしたの?」





龍馬と愛二の抱えている荷物に若干、引き気味になりながら言った。







「あー、黒龍の下っ端達がさ…「葉月さんに!」って…」


「事故るかと思った!!!」







龍馬が青い顔で言った。




それ抱えてバイクできたのか…。


バカかよ、こいつら。







「ねーねー、リハビリ、どこまで進んだの?」



「上半身は動かせるようになってきたから…今は歩く練習してるの」


「へー…がんばれ!ハイ!」






愛二は葉月にオレンジジュースを手渡した。




葉月の大好物だ。