僕の返事も待たず入ってきた千夏ちゃんは僕の格好を見ても全然気にした様子はない。

本当、僕って男として見られてないなー。

「翔、早くシャツ貸してボタン付けるから。」

千夏ちゃんはどちらかと言うと不器用。

女の子だから色々出来るようにしたいのか僕の家の家事なども少しだけどやってくれる。

でも、いつもいまいち出来てない。

僕のボタンを真剣に付けている千夏ちゃんは本当に可愛い。

千夏ちゃんは集中したりすると口が少しとんがる癖がある。

その顔がたまらなく可愛い。