親友の花は、なにかと私を馬鹿にしてくるけれど嫌ではない・・
というか　花といるとやっぱり居心地がいいんだ。
だからこうして　毎日いっしょにいるんだけど。

「苺華ぁ～勉強した？」
「・・・した・・・」
「・・・・うそつけ」

ばればれの嘘をついた私はもちろん、テスト勉強なんて全くやってない。
小学校の頃は、勉強しなくてもテストはいつもいい点数をとれていた・・んだけど・・

「また赤点とるんでしょ？？」

にやにやしながらそう言ってきた花の顔面を、しばきたくなったのは言うまでもない・・

「・・・はぁ・・テストなんか・・なくなれぇぇぇぇええ！！」