神社の階段に座り込んで寝てしまった俺。そんな俺を見下ろして笑うヒナタ

逢いたかった…!

伝えることは俺には勇気がない
だけど、思いは体に現れたようで
ヒナタの腕を引きぎゅっと抱きしめた

太陽の香りがする

「っ…アオ…イ?」

動揺したような声が愛しさを増す
俺はより力を入れた

「ヒナタ…」

耳元でそっと囁く
ヒナタはビクッとして耳が少し赤くなった

ヒナタといれば現実を忘れられる
全てを忘れ去られる

ずっとこのまま
ヒナタと居たい