「んで、守羅、なに?」

は?と守羅は首を軽く傾ける

「同じチームになろうぜっていうお誘い的なヤツですが」

「はぁ?」

(何言ってるんだよ)
俺なんかとチ-ムになろうって?馬鹿だろこいつ
俺が誰ともかかわりたくないような動作をしているのに。

「やだ、俺サボる」

それに俺なんかをチームに入れたら他の奴が抜けてくだろ

「なにいってるんだよ。急いで走ってまで授業に来たくせに」

(・・・え・・・?)
なんで知ってるんだよ

「は?なんで」
「なんで知ってるかは簡単、ここから教室前の廊下丸見え。走ってたの丸わかり。そのくせ息きれてないように装って当たり前のように授業に出てる奴いたらさ」

笑いながら守羅は言う
こんななりのくせして案外人を見てるみたいだ

「普通、『こいつ超かっこつけじゃんwおもろいやつww』ってなるだろ」

否、ムカつく

「めんどくさいから構わず無視してサボろうかな」

「心の声丸ぎこえだよ。葵さん!」

「うん。知っててしてる」

「いや、ひどくね??」

「ふ」
(あ、やば)

「笑った?今笑ったよな??あははは!葵が笑った!!??」


うぜえ
(でもまあ)

「仕方ないから組んでやるよ」


「ちょろー」
「うるせ!組まねぇぞ?!」
「すいませーん!!」