ショボボボーンとした気持ちで最寄駅へ着いた。

え!?

なぜか旦那が私の帰りを待っていた。

しかも、なんか怒ってないか!?
なぜだ!


「倫子ちゃん」

ん?
なんだなんだ!

なぜ仁王立ちになる!


「倫子ちゃん、今日誰と会ってたの?」

え!

冷や汗が……。

旦那、笑ってるんだけど、目が笑ってない……。


「え、まぁちゃんと?」

ニッコリ。
倫子スマイル!

「へぇ~そう。
 真亜子さんと今日スーパーで会ったんだけど。
 家族でいたけど、
 倫子ちゃんと約束なんてしてないって言ってたけど」

ぎゃあああああああ。

倫子スマイル、瞬殺で封印させられた。


「ねぇ、まさか浮気しようとしてないよね?」

ひぃ!

旦那の目がマジなんですけど。

「そ、そんな。
 めっそうもございませんことよ。
 オホホホホ」

「ウソだ。
 知ってるんだからね、
 倫子ちゃんがウソつく時はね、目が泳ぐんだからね」

ひょっ!?

マジか!