今日は午前で終わりだから、みんなでお昼ご飯を食べることになっていたけど。


こんな状況で、みんなで楽しくお昼ご飯なんて到底食べられそうにないから。



「……わかった。なんか顔色も悪いし……今日はそうしな?でも、明日の花火大会、大丈夫?」


「…………」


「電話でもいいから、ちゃんと青山くんと話した方がいいよ」


「…………うん」



出来るか分からないけど、あたしはうなずいて見せた。




それから1学期最後のHRを終え。


長引いている1組のHRが終わるのを待たずに、あたしはひとり学校を後にした。