「慎重派で真面目な智史には、同じく真面目でちょっと控えめな花恋ちゃん」
「はあっ!?」
俺が声を荒げたのは、俺と花恋に結ばれている線をぶった切るように、智史の所から青い線が引っ張られたからだ。
「まあまあまあまあ」
「っ、んだよっ」
性格上で言ったら……の仮の話にしてもなんだかおもしろくないと感じる俺は、心が狭いんだろうか。
性格上でも、この6人の中で俺と花恋に矢印がつながらないのも面白くねえ。
「じゃあ俺は誰なんだよ」
「待ってろって。えっと、クールでスかしてる翔には……」
「スかしてるってなんだよっ!」
言い方ってのがあんだろ!
いちいちムカつく男だな、侑汰は!
「クールビューティー友梨ちゃん!」