「「「いただきまーす」」」
あたし達はお弁当、侑汰くんたちは購買で買ってきたパンなどを拾げた。
ふと、思う。
青山くんはひとりで食べてるのかな。
だって、侑汰くんと智史くんがここへ来ちゃってるんだから。
あ……でも男の子は、誰と食べるとか特にないのかな。
クラスの男子を見ても、自分の席で気ままに食べている人もいるし、席が離れたまま会話している人もいる。
女の子みたいに、この子と食べてます!っていう雰囲気を出さなくてもぼっち感がないのは、男の子ならでは。
青山くんがここに居ないことを誰も突っ込まないってことは、きっと先週も来ていなかったらだろう。
とそこへ。
「おっ、翔!?」
ドキッ……。
侑汰くんの言葉に、箸を落としそうになった。
「おめーらさ、休み時間の度に出てくんじゃねえよ」