「……!?」 本当に家までついてくる気? もはや、送って貰うという感謝すべきことじゃなくて、まるでストーカーのような迷惑行為にさえ思えてくる。 でも、やめてという気力もないくらいあたしは具合が悪かった。 ただ、座れたことでやっと体を楽に出来るという安堵感が大きく。 ああ……つらい……。 バスの揺れに誘われるように、あたしは意識を手放した。