「責任とって見舞いに行って来いって言われたら、アンタ寝てたから」
「……あ」
それで、青山くんがここに居たんだ。
「悪かったな。風邪ひいてる俺に無理矢理つきあわせたりして」
「そ、そんな……誰のせいとか思ってないから……」
「そうはいっても、俺しかいねえだろ」
「ううんっ、これは、あたしの抵抗力の問題で……」
「ぷはっ……」
ぷはっ……!?
吹いた……?
「ま、いいや。これ、アンタの」
差し出されたのは、制服と鞄。
そう言えば、まだあたしは体操着のままで。
って。
「え、どうして青山くんが……?」
「送ってくから、着替えて」
「……!!!!」