「なぁ、その女俺のだぜ、何勝手に落としてんだよこの三流店の痛ホスが」

え?

突然心地よいバリトン声の男の人が

割って入ってきた

しかも 女俺のだぜ なんて言ってる

でも助けてくれたんだし

お礼言わなきゃ

「あのっ、あr「ひぃぃぃ、す、っす、すみませんでしたぁぁぁぁああ!!夏さん申しません!!!!」」

「そう、わかるならさっさっといけ、邪魔だ」


ひぃぃぃ、といまだに悲鳴を上げている二人を尻目にこっちに
つかつかと歩いてきた。


「おい、へいきか?ってかあんたなんでこんな時間に歌舞伎街に?そのボストンは?まさか家出じゃないでしょうね?」


「...いえ其の通りです、でも助けていただいてありがとうございました」

わお、よく見るとかなりのイケメン

たしか、なんだか、

夏樹先生ににてるんだ


「はぁ!?まじで家出かよ、お前行くとこあんのか?」

「イエ、ないデス。たった今家から放り出されました…」

「じゃ、俺んち来るか?」

じゃ、俺んち来るか?

  じゃ俺んち来るか?

      俺んち来るか?

「えと、今なんとおっしゃいました?」

「だか俺んち来るかって?いやならいいけど」