思わぬ朗報に、私は覚悟を決めることができた。
貴方には勝手だけど、私の想いにケリをつけさせてください。
そしたら、私は前に進めるかもしれない。
｢私、貴方のこと好きなの。｣
そう言った時、貴方は戸惑っていた。
そして、自分に自信の無い貴方はこう言った。
｢どうして俺…？｣
でも私は振られるとわかっていたから、素直になれなくて、
｢理由を言ったとしても貴方の答えは変わらない。だとしたら、あまり言いたくないなぁ。｣
そう言ったら、貴方は一言、
｢ごめん…。俺最低な人間だ。｣
そんなことない。貴方は本当に本当に優しくて、素敵な人。
そして、こうとも言った。
｢ごめん、今まで言わなかったけど、俺あの人のことが好きなんだと思う。だから君の気持ちには応えられない。｣
あの人とはおそらく、貴方の“大切な人”。
