カターン!

 潰された空のアルミ缶が壁に当たって床にバウンドした。
 アキトが飲み干したアルミ缶を思わず壁に向けて投げ付けたのだ。

「ぶっ飛ばしてやろうかソイツ!?」とまあ、激しい口調!

「アキト…」

「くーっそぅ!」

 怒りが治らないアキト。
 
「来てくれるよね?」

「場所と日時は?」

「こっちで決めろって」

「よっしゃ分かった。キッチリと落とし前付けたるぜ!」

「まさか、拓也とバトルしたりして」

「当たりめえだろがッ! どんな理由があるにしろ、俺の女に手を出すヤツは絶対に許さねえ! ぶっ殺してやる!」

 アキトって…


 オーバーな男…