私は後日、学校で蒼に会おうとしたけど姿は見えなかった。
 2日経っても、3日経っても姿が見えない事から学校を休んでいるのかもしれない。

 そこで私は森山さんと一緒に蒼のマンションを訪れてみた。

 静かな高級住宅地に建つ高級マンションで、蒼は親の援助で部屋を借りている。
 一人娘である蒼を両親は溺愛しているのだ。

 私たちは蒼の部屋を訪れようとしたけれど、何と本人は部屋を既に引き払っていた後だった。
 両親に連絡を取ってみたら、蒼とは連絡が付かないとの事。

「えー! どこに行ったのよあのコ!?」

 思わず叫んだ私。

「倉沢さん、心当たりないの?」

 何度も蒼に連絡を試みている森山さん。

「無いですねー」

 この時…、